地元の特産物、海産物を使っているものこそが、本物のブルターニュの郷土料理であることをまずはお伝えしなくてはなりません。牛乳から加工された塩バター、魚介類、そば粉がブルターニュの人々の食卓に日常的にのぼります。食事を締めくくるデザートは、クイニー・アマンやファー・ブルトンのような焼き菓子やクレープです。また創意に富んだシェフたちによって、ブルターニュはフランス随一のグルメな地方となっています。彼らのことを考えるだけでお腹が鳴りそうです。シーフードプレートに必須なのは、手長エビやズワイガニ、ハマグリ、エビ、ビゴルノーなど。そこに、ブルターニュの特産物のトップに君臨するカキをプラスするか、しないかはお好み次第。潮の香りが強いもの、弱いもの、ハーゼルナッツの香りが強いもの、弱いものなど、お好みでどうぞ。キブロンQuiberonからカンカルCancaleまで、ブルターニュ各地で様々な種類のカキがよりどりみどり! カキを1ダースにバターを塗ったパン、そこに白ワインのミュスカデがあれば……人生は最高!
