© Jérôme Sevrette
個性ある街

個性ある街

その多くが千年の歴史を持つ街々が語る歴史物語に、耳を傾けてみてください。すらりとした塔の大聖堂、見事で精巧な細工のファサードのホテル、現在まで残る城壁跡、商人たちの取引場所であった大きな広場。ガイド付き見学、歴史的なお祭りのみならず、コンサート、フェスティバル、ストリート・シアター、様々な分野の展覧会。ブルターニュ地方の文化的催しは、いまだに濃密、にぎやか、遊び心満載です。ブルターニュ文化の核心にたっぷりと浸ってください!

ブルターニュの首都、 レンヌ Rennes

若くて、モダンで、ダイナミック。レンヌにはこのような形容詞が
よく似合います。常に変わり続けている町であり、 IT分野や環境、建
築、そして観光とあらゆる分野で革新が生み出されています。
暮らしやすい町として知られるレンヌ Rennesは、観光するのにも楽
しい町です。文化的、観光的な見どころは大きな変化を遂げつつあり
ます。レンヌのようにさまざまな時代の多様な建築様式の建物が集中
する町も珍しいでしょう。古い遺跡と新しい建築物が仲良く同居し、歴
史ある迷路のような中心街を行けば、モザイク画師オドリコ Odoricoに
よるモザイク画や町の玄関口となっていたモルドレーズ門portes
modelaisesが現れます。 15世紀に遡る木組みの家々は上層部の張り
出しが際立ち、それに対して時代を下った家屋は正面壁が平らである
ことにも、ぜひご注目ください。また壮麗で煌びやかなブルターニュ
高等法院Le Palais du Parlementは、 17世紀の絶対王政下における芸
術様式の始まりを感じさせます。 1994年、高等法院は火事で損傷を
受けましたが、完全に修復されました。クリエイティブな雰囲気に満
ちたレンヌは、あらゆる分野のアーティストたちにとって格好の遊び場
でもあります。フレスコ画、彫刻、そしてさまざまなインスタレーショ
ンが街角を飾り、ストリートアートを通じてレンヌを違った角度から見
ることができるでしょう。
地場産物を使い、レンヌならではの料理を提供する創意にあふれた
シェフたちも活躍しています。ビストロ、マルシェあるいは星付きレス
トランと、あらゆる好みと予算に対応できるほどさまざまな店があり、
常に新しいレストランやビストロ、最先端のバーがオープン。メモし
ておきたい気になる店がいっぱいです。レンヌはまた、あらゆるスタイ
ルのミュージシャンが次々と才能を開花させる町でもあります。もちろ
んトレンドに合ったブティックも豊富で、めまぐるしい都会の生活に潤
いを与えてくれます。町の新しいシンボルとなったのが、完成したば
かりのコングレスセンター。ジャコバン派修道院だった歴史ある19世
紀の建物を改築したものです。歴史建造物にモダンなコングレスセン
ターという融合は、モダンでクリエイティブ、賑やかなレンヌの街、そ
して歴史や市内の史跡に深い思いを持つ人々の心を象徴するものと言


海賊の街、 サン・マロ Saint-Malo

サン・マロ Saint-Malo は、まるでランスRance川の河口にそそり立
つ石製の軍艦。城壁の上に威風堂々とそびえ、海岸や港を見下ろし
ます。壁面や塔が連なるその姿は、サン・マロ独特のシルエットです。
サン・マロ観光の手始めは、かつて巡視用だった城壁の上を散策す
ることから。遮るもののない素晴らしい眺めをご堪能ください。
町名の由来は、紀元前1世紀にアレット Aletに生まれた聖マロ Saint
Maloです。ガリア=ローマ時代の港町であるアレットは、 12世紀にな
ると小島に発展したサン・マロの影に隠れてしまいます。 16世紀にな
るとサン・マロからジャック・カルティエJacques Cartierが出航してカ
ナダを発見、無数の漁船がニューファンドランド Terre Neuveへ向かい
ます。 一方コルセールと呼ばれた私掠船の船主たちは海賊行為で海
で稼ぎ、サン・マロに膨大な富をもたらしました。建築家ヴォーバン
Vaubanの弟子たちが城壁を拡大させ、海賊たちを庇護したのです。
18世紀にはコルセールのデュゲイ=トルーアンDuguay-Trouinとシュ
ルクフ Surcoufがサン・マロの威光を不動のものとし、彼らの旗がフラ
ンス国旗の上でたなびくほどの勢力を誇りました。
サン・マロの城壁を一周すれば、砦から塔へと巡ることができます。
片側に見えるのは、街の狭い路地。もう片側には、ビーチや港、城
砦と続く素晴らしい眺め。街の入り口にあるサン・ヴァンサン門porte
Saint-Vincentからは港湾ドックやサン・セルヴァン地区 Saint-Servanが
広がります。サン・ルイ Saint Louis砦とサン・フィリップSaint Philippe
砦の間からは河口とディナールDinardへの眺めが得られます。城壁の
下のビーチはビドゥアーヌ Bidouane塔まで続き、干潮時にはグラン・
ベ島Grand Bé とプティ・ベ島Petit Béまでむき出しとなった砂地が続
きます。そして城からはシヨンビーチPlage du Sillonが広がっています。
サン・マロの付近には、可愛らしい港町のカンカルCancaleがあり
ます。古くから貝類、特に牡蠣の産地として知られ、「味の景勝地site
remarquable du goût」としての認証も受けています。湾の中央にそび
え立つモン・サン=ミッシェルの素晴らしい眺めを堪能しつつ、潮の
香りにあふれたおいしい貝類を楽しみませんか。


中世の趣漂う、 ディナン Dinan

ディナンDinanほど景観が保全された魅力的な街は、ブルターニュでもそれほど数多くありません。
3キロ続く城壁と今は博物館となっている14世紀建造の古城があり、木組みの民家や可愛らしい港、
職人のギャラリーやブティックが点在する石畳の小道など魅力が尽きません。
158段ある時計台にあがれば、位置関係を理解するのも簡単。ディナンの街や周辺を見下ろす絶
景が広がります。小さなヨットハーバーから出発し、河口に沿って散策するのも楽しいものです。中
世の街ならではの上部が張り出した家々を眺めつつ、魅力あふれるディナンの観光を満喫しましょう。


都市型ロープウェイで空中観光、 ブレスト Brest

この港町での観光メニューにあげられるのは、見事なイロワーズ橋
Pont de l’Iroise、博物館となっている城まで続く賑やかな河岸の散策、
そしてもちろん、オセアノポリスOcéanopolis水族館。ここは海洋セン
ターとしてヨーロッパ唯一の存在です。
観光の足は、徒歩か自転車、バス、あるいは路面電車。ブルター
ニュ初の都市型ロープウェイに乗って空中からの観光も楽しめます。
ブレスト Brestはビジネスの街でもあり、またカルチャーの中心でも
あります。巨大な造船所と、メディアテーク Médiathèqueやル・フル
ノー Le Fourneau(国立ストリートアートセンターおよびパブリック・
スペース)のようなアート関連施設が隣り合わせにある街なのです。
もし7月にブレストを訪れたなら、国際ヨットフェスティバルであるトネ
ール・ド・ブレスト Tonnerres de Brestをお見逃しなく。 4年に一度の
祭典で、ありとあらゆる形と大きさのヨットが100隻あまり集結し、停
泊します。次回の開催は2020年!


ブルターニュの歴史を感じられる、 カンペール Quimper

活気に満ちたカンペールQuimperはブルターニュの歴史を随所で感
じられる街です。また、周囲の海岸やゴーギャンの里への玄関口でも
あります。街の見どころは、 12世紀から19世紀にかけて建てられたゴ
シック様式の珠玉の大聖堂をはじめ、数多くの美術館・博物館や、 14
世紀に遡る木組みの家々が並ぶ絵のように美しい旧市街など。
レ・アール・サン・フランソワ Les Halles St François(毎日オープ
ン)ではマルシェが開かれることから、土曜日の朝は特に賑わいを見
せます。
カンペールの特産品で世界的に知られているのが、素朴で生き生
きとしたタッチの絵柄が目を引くカンペール焼きです。民族衣装を装
ったカップルの図柄は特に有名で、アシュべー・アンリオ陶器工房HBHenriot では生産のプロセスを見学できます。なかでも特に細かい作
業が必要な絵付けを見られるのは、アシュべー・アンリオならでは。
カンペール美術館Le musée des Beaux-Arts de Quimperはフランス有
数の充実したコレクションを誇る美術館です。イタリア風の建物内部
に、ブーダンBoudin、ポン・タヴェン派l’Ecole de Pont-Aven、タル・
コート Tal-Coat、マックス・ジャコブMax Jacobらの作品が展示されて
います。一方、県立ブルターニュ博物館Musée Bretonは元司教館だ
った建物が博物館に改築されているもので、ブルターニュ地方の民俗
文化を伝えます。


気品漂う、 ヴァンヌ Vannes

モルビアン湾Le Golfe du Morbihanの一番奥まっ
た位置にあるヴァンヌ Vannes。城壁に守られた気
品ある雰囲気の街です。木組みの民家や邸宅を見
れば、港を通じた貿易のスケール、またヴァンヌが
宗教や政治においていかに力を持っていたかを感
じることができるでしょう。散策は徒歩でもバスで
も可能。旧市街ではカラフルな木組みの家々に囲
まれた大聖堂を訪れ、その後、城壁沿いにフラン
ス式庭園まで散策を続けましょう。ヨットハーバー
に面するカフェでテラスに座り、一杯飲むのがおす
すめです。魅力溢れるヴァンヌからわずか1時間で、
行き交う帆船を見たり、巨石群やモルビアン湾の
牡蠣養殖所まで行くことができます。


ナント Nantes

ペイ・ド・ラ・ロワール地方では、アンヌ・ド・ブルターニュの居城を訪れたり、個人邸宅を眺めながら歩いたり、歴史的建造物にあるお店でショッピングを楽しんだり、巨大な機械仕掛けのゾウさんに乗って工場跡地でアペリティフ、と洒落こんだりできます。そんなこと信じられない、ですって?いえいえ、な~んとナントでは、すべてが可能なんです!
ロワールの河口近く、大西洋から55㎞のところに位置する街ナントは、ロワール川と海洋水域の合流地点として栄えました。恵まれたその位置関係から貿易と交易の街として、およそすべてにおいて輝かしい成功をおさめたのです。ブルターニュ大公城があることが、ナントがブルターニュ地方の歴史的な中心都市であることの証拠です。今日でも、ナントはホットな文化都市として活気のある街です。

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